2011年3月20日日曜日

“おれらしく、かっこよく”

國母和宏。

何となく聞き覚えのある人もいるだろう名前。
そう、昨年のバンクーバーオリンピックで「乱れた服装のスノーボーダー」として、記者会見までやらされていたスノーボード・ハーフパイプ日本代表選手。

今朝、NHKのスポーツ大陸っていう番組を見てたら、その國母選手のドキュメンタリーをやっていた。

“おれらしく、かっこよく”

何気なく見ていたのだが、久しぶりに鳥肌が立ってしまった。以前の報道では全く伝えられることのなかった彼のスノーボードに対するストイックさと、プロとして観る人を魅了させる技と攻めるライン取り。


番組の最後に取り上げていた2011年 Winter X Games SPでの決勝では、各選手三本づつ滑りその中の一番いいスコア(合計得点ではなく)で競うのだが、彼は三本とも違う技、そして三本目にはハーフパイプに入るところまで変えてきた。三本とも技を変えていたのは國母選手だけだった。
結果は5位だったが、大会直後のインタビューでの彼の笑顔と「楽しめました」のひとことはスゲーかっこよかった。

ちなみにバンクーバーオリンピック以降の戦歴は、
  • 2010年 Burton US Open Snowboarding Championships 1位
  • 2010年 Winter X Games SP 3位
  • 2011年 Burton European Open HP 2位
  • 2011年 Burton US Open HP 1位
  • 2011年 Winter X Games SP 5位
すごい成績である。

世界レベルの日本人をもっともっと全国メディアに取り上げてほしいと思った。
そして、「乱れた服装のスノーボーダー」という記憶で止まってしまっているみんなにしっかりとその後を伝えてほしい。

…今日はNHKが少し好きになりました。




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