2011年9月5日月曜日

不謹慎かもしれないが…

台風12号「タラス」が日本列島に上陸。
さっき見ていたニュースで死者26名、行方不明者54名と発表していた。

各地で被害に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます。



僕は20才の頃サーフィンを始めて、今でも暇と波が合えば伊良湖に通っている。
多くの被害をもたらしたその「タラス」は、年に数回しか波が上がらない僕の地元に1週間近くウネリを運んでくれた。
そこ独特な波質はすごくいい波かと言うとそうではないのだが、家の近くでサーフィンができることと、昔から可愛がっていただいた大先輩方や海でしか会わない友達と一緒に海に入れることが何より楽しく嬉しいひと時になるのだ。

その大先輩方の中には還暦を迎えている方もいらっしゃる。ということは伊勢湾台風を経験していたりもする。

「自然に起こることを人間はどうすることもできない。
受け入れるしか無く、できることは恐ろしさを知りイメージすることぐらいじゃないかな」と言ってた。
 
僕たちはどうすることもできない台風を心待ちにしている。
台風が日本列島には上陸せずに太平洋を北上して行くときでも、僕たちは波のパワーからその大きさを肌で感じ、自然の楽しさとともに恐ろしさを十二分に思い知らされている。

自分の子供にプールではなくなるべく海や川で泳がせ、親が付いていられる時に存分に波に巻かれ、存分に大泣きさせている。
良いか悪いか、不謹慎かもしれないが、僕は楽しみながら自身の身を守り自然と共存して生きたいと思う。